大麻畑に100個の穴を掘って、元肥で使う肥料を入れてみた

2023/08/27

どうも、大麻を育てるニューヨーカーことKei(@chill_5000)です。自分が2ヶ月前にタイを離れてから一度も草むしりをしてないタイ嫁が契約してるファームに行ってきた。

おう、草ボーボーやな。

タイを離れてる間、特に何もしてなかった結果がこれだ。だけど、初期の頃よりも短期間で雑草が茂ってるのを見ると土の改善は少しはされて、植物が育ちやすい環境にはなってるんだなとは思った。その分栄養素取られてるのが辛いけど。

気を引き締め直して、今回のミッションはまずは100個穴を開けて、そこに7パターンの肥料を分けた土を作る!です。

理由としては今の土では大麻を育てるのに必要な栄養素が足りない可能性があるので穴を掘って、そこに肥料と資材を混ぜたものを元土に混ぜ込んで育てる方法を選んだ。これなら鶏糞と牛糞が混ざった元土に最小限必要な肥料を入れれば大丈夫。

また、このファームは1500苗くらい植えれるけど、まずは100個土を作ってみることにした。

今回穴の中に入れる土と肥料について

本来穴の中に入れる肥料と一緒にタイ嫁の実家のバナナの木の下の土を合計1000kg混ぜようと思ってたけど、土が硬すぎて1000kgを採取する時間と移動のガソリンなどのコスパ考えたら微妙ってことで諦めて、鶏糞と籾殻代用で入れることにした。鶏糞は栄養素が豊富だし、籾殻は地中内の空気の巡回をよくするので土壌改良の効果も期待できる。

次の土作りの時は全部は無理でも1列くらいはタイ嫁の実家のバナナの木の下の土を使おうと考えてる。バナナの木の下の土は栄養素がバランスよく、豊富な腐葉土だろうと想像してた。今回は持ってこれなかったので入手可能な以下の有機資材入りの土7種類を作ることにした。

ベースの土:鶏糞と牛糞と粘土土

1:米ぬか+コウモリのうんち
2:米ぬか+コウモリのうんち+魚骨
3:米ぬか+魚骨
4:鶏糞+米ぬか+コウモリのうんち
5:鶏糞+米ぬか+コウモリのうんち+魚骨
6:鶏糞+米ぬか+魚骨
7:鶏糞+米ぬか+籾殻+魚骨

コウモリのうんちは開花に必要なリン酸が豊富で、魚骨は窒素が豊富に含まれてて、米ぬかは微生物が多いので土壌改善に繋がる。あと家に籾殻くん炭が50kgあったのでテストで微生物の家になる籾殻くん炭も使ってみることにした。

ファームに穴を掘りに行ってきた

土を作ろうと思ったんだけど、まずはこの雑草を全部なんとかしないといけないってことでタイ嫁と雑草除去作業。こいつら除去するのに4日間かかった。日中は暑すぎて作業できないから朝と夕方に分けて、ファーム全体の草取りをした。雑草たちはほっとけばまた増えてくるので雑草除去作業は2週間に1回はやらないといけないなと痛感。

今後の雑草対策として新しい雑草が生えにくくするために雑草マルチを畝と畝の間に作ることにした。1回の草むしりじゃ隙間が結構空いたけど何回かやれば良い雑草マルチになりそう。あと雑草マルチについて少し話すと雑草マルチを作る場合はイネ科の雑草は雑草マルチに向いてるけど、イネ科の雑草以外で葉の形が広く、葉脈が網状の雑草は雑草マルチに向いてないと言われているので雑草マルチを考えてる人は事前に予習を。
(関連記事:雑草マルチの注意点。マルチ材に向かない雑草について

タイ嫁のファームの雑草はイネ科の雑草がほとんどだから全部雑草マルチとして使ってる。1回の草むしりじゃ隙間が結構空いたけど何回かやれば良い雑草マルチになりそう。

全部雑草を綺麗にしたので穴を掘る。穴を掘る理由はさっきも書いたけど下の土だけでは栄養素が足りない不安があるので大麻を植える苗の数だけ穴を掘って、そこには元肥を入れて、元になる土に足りない肥料を足すって感じ。

辛いのがタイの土は粘土土ということもあってフカフカにするために米ぬかを使うんだけど、日本と違ってタイでは米ぬかは”有料”なのが辛い。今の土は牛糞と鶏糞と元土が混ざってて、サラサラって感じで一時帰国した時に土壌改善やった庭の土にとても似てる。あの時は米ぬかを大量に土に混ぜて、水をかけて1週間後に確認したらフカフカになってて驚いた。
(関連記事:米ぬかってどんな肥料なのか初心者でもわかるように説明してみた

今のファームの元土は鶏糞と牛糞(動物性の肥料)なので栄養素は高いけど微生物が少ないから米ぬか入れて、微生物増やせば庭の土のようにふかふかになるんじゃない?ってことで今回300kg頼んだらなぜか480kg届いたけど、まぁまた使うだろうし良いよってスタッフと話してから家で育ててる大麻を見せて楽しそうに話すたい嫁。この適当な感じがタイらしい。

そんな楽しそうな感じもココまで。ここからが大変。

深夜に何か外でガサガサする物音が。なんだと思って外を見るとタイ嫁とタイ嫁の友達たちが各列の肥料を袋に詰め込んでるじゃありませんか。遅い時間だし、今日は寝なよと言っても一度やると言い始めたら止まらないタイ嫁はタイ人の親友2人を巻き込んで朝2時まで作業してた。

そして、この袋たちはさっきの7種類の土リストの肥料ごとに1穴分に小分けした袋たち。作業が終わる直前に急に雨が降って米ぬかが濡れて発酵しないようにマルチを緊急で被せたみたいなんだけど数袋発酵して熱くなってた。

この小分けされた袋を穴に入れるんだけど、今回穴は100個を1m間隔で1列20個掘ることにした。本当は肥料の個数の関係で1列15個でやりたかったけど、今後のことを考えたら1列20個でやった方が綺麗に収まるから20個でやることにした。穴掘りも終盤で終わった気持ちに浸ってたら”この100個が終わった後も穴をまだまだ増やさないといけない”と考えてと少し憂鬱になったのは秘密。

とは言ってもやることは超簡単でマルチの中心に1m間隔で30cm x 30cm x 30cmの穴を掘って、そこに資材を入れて、土を戻して、混ぜ込んで、鎮圧して最後に水をかけて終わり。これを100回やれば終わりなんだけどコレがキツい。

孤独と闘いながら、ひたすら穴を掘って、資材を入れる作業を繰り返すこと2日間…

これで完了!この土が使えるのが1ヶ月後って考えるとまだ1ヶ月あるので今のうちにクローン作り頑張らないと。正直想像以上にタイを離れてる間にやらないといけなかったことが出来てない。とりあえず年内で100苗は植えれるように動くけど、5000苗までの道のりはまだまだ長いな。

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